IT業界ではよく「勉強会」なるものが行われています。
私が勤めていたソフトウェア会社でも、一時期積極的に勉強会が行われていました。
しかし、私はその勉強会が嫌で嫌で・・・。その理由を書いていきます。
勉強会が休日もしくは定時後に開催された
私が勤めていた会社では、ほとんどの社員が外に出て働いていました。
ですので、月に一度の帰社日に顔を合わせるだけでした。
勉強会を開催するとなると、必然的に休日もしくは帰社日の会議の後になってしまいました。
休日が生きがいだった私は、貴重な休日に会社に行くのも、同じ会社の人と顔を合わせるのも嫌でした。
また、帰社日の会議は定時後にスタートでした。
会議が終わるのが20時頃、その後勉強会となると21時を過ぎてしまいます。家に着く頃には22時を過ぎていました。
しかも、その間に夕食を食べる暇はなく、空腹のまま耐え続けなければなりませんでした。
もちろん帰社日の会議は業務外扱いだったため、残業代などつきません。貴重なプライベートを奪われている感覚の方が強かったです。
普段使っていない言語で得るものが少なかった
勉強会を開いて、社員全体のスキルの向上を目指すのは理解できます。
しかし、各現場によって、使用している言語は異なります。
私は当時C#を使っていましたが、Javaの勉強会への参加が半強制だったことがありました。
そもそもJavaの知識がほとんどない上に、当面使う予定もありませんでした。
さらに、実際にコードを書いて理解する派なので、プリントを読んだだけでは、ちっとも頭に入ってきませんでした。
それならば、独学でC#の勉強をした方が、よっぽど役に立ったのではと感じています。
教えることに慣れていない社員が講師だった
勉強会の講師は、社員の中から選ばれました。20〜30代の若手がメインでした。
教えることに慣れさせる目的もあったのでしょうが、普段人前で教えることに慣れているわけではないので、教わる側としては理解しづらい部分がたくさんありました。
プライベートの時間を奪われ、得るものもほとんどなく、なんて無駄な時間なのだろう・・・と感じてしまいました。
もちろん、参加するからには何かしら吸収して帰りたいとは思っていましたが、何一つ身につかないまま勉強会を終えることになりました。
まとめ:学ぶ意思がなければ時間の無駄
私は決して勉強が嫌いなわけではなく、自分の興味のあることの勉強は楽しんでやります。
興味のない勉強会に、時間外に半強制で参加しなければならなかったことにより、嫌悪感ばかり抱いてしまいました。
会社の形式的な意識高いアピールとしか思えず、勉強会の開催に意味があるのかも疑問でした。
そんな人間が勉強会に参加したところで、得るものが少ないのは当然です。
自発的に勉強したいと思うようでなければ、勉強会に参加したところで時間の無駄でしかありません。
そして、いつしか勉強会も行われなくなっていきました。
勉強会やってますアピールだけでは続かないということでしょう。
当時の私は毎日疲れ果てていて、将来に希望も持てず、勉強する意欲も失っていました。
勉強会うんぬんよりも、根本的なモチベーションから改善する必要があったのではないかと思います。
勉強会を目的とするのではなく、勉強会の先の目的こそが大切です。