結婚、妊娠、出産・・・。女性にとってライフイベントによるキャリアへの影響は、男性に比べて非常に大きいです。
過酷なIT企業に勤める女性エンジニアは、「今の会社でこれ以上キャリアプランを思い描けない」といった局面が、きっとどこかのタイミングで訪れるはずです。
そんなときにすべきこと5つを、新しいキャリアプランを描いてワクワクしている元社畜の女性ITエンジニアが解説していきます。
0.自問自答
すべきこと5つに入る前に、まずは以下の2つの問いに自問自答してみてください。
「定年まであなたは今の会社で働き続けたいですか?」
Yesであれば、その意志を尊重すべきです。
働き続けるのが難しい条件があって悩んでいるのであれば、信頼できる上司に相談してみましょう。
Noであれば、新たな道を進むタイミングに差し掛かっているのかもしれません。
「今のプロジェクトが辛い」といったような一時的な要因ではなく、根本的に働く意義が見いだせなくなっていたら、今の会社に居続けたところで悩みは解消されないでしょう。
「“あの人みたいになりたい”という理想の上司はいますか?」
Yesであれば、その上司にキャリアプランの相談をしてみましょう。
何らかの解決策を提示してくれるかもしれません。
Noであれば、今の会社でこれ以上のキャリアプランを描くのは難しいかもしれません。
上司は未来のあなたの姿です。あんな風になりたくないという上司ばかりでしたら、早急に働く環境を変えたほうが良いでしょう。
1.仕事関係以外の人と会う
仕事関係の人と飲みに行っても、仕事の愚痴や他愛のない話ばかりになってしまい、単なるストレス発散で終わってしまいます。
そして、悩みを相談すると、仕事を辞めてしまわないように引き止められる可能性が高いです。
いつも同じ環境にいると麻痺してしまいますが、今勤めている会社も、IT業界も、外部の人から見れば特殊な世界です。
自分と違う環境に身を置く人と会うことで、少しずつ視野を拡げてみましょう。
2.楽しそうに仕事している人から話を聞く
私が社畜だった頃は、周りも社畜ばかりで、仕事中はいつも負のオーラが漂っていました。
誰も楽しそうに仕事をしているようには見えませんでした。
ちょうどそんなときに、大学の同窓会に出席しました。
様々な職業の方と話しましたが、楽しそうに仕事の話をしている姿はとても素敵で魅力的でした。
私もそちら側の人間になりたいと強く思い、一歩踏み出す勇気をもらえました。
3.本やブログを読む
社会人になってからというもの、仕事に追われてすっかり本を読まなくなっていました。
しかし、「会社を辞めたい」と思い始めると同時に、不安もたくさん出てきました。
そんなときには、先人の知恵を借りるのが一番です。
本屋に行けば、今の自分に必要な情報がたくさん並んでいます。
私は自己啓発本を何冊も読み、「きっと大丈夫」と思えるようになりました。
また同時に、アメブロでブログをチェックすることも始めました。
アメブロでは、多くの女性起業家が有益なブログを書いています。
仕事を自由に楽しんでいる女性がこんなにたくさんいるなんて!と可能性が広がりました。
4.転職サイトをチェックする
転職を意識し始めたものの、秀でたスキルがあるわけでもないし、今の会社を辞めたら再就職出来ないのでは・・・という不安が残りました。
そんなかつての私のように、転職に自信がない方にこそおすすめしたいのが転職エージェントです。求職者にとって最適な転職をお手伝いしてもらえます。
転職エージェントはたくさん存在しますが、その中からピックアップした数社を紹介していきます。
IT業界への転職
IT業界で働いてきた経験を生かすなら、IT業界への転職が一番スムーズでしょう。
まだまだエンジニアは不足していますので、実務経験があると雇ってもらいやすいです。
福利厚生の充実した働きやすい環境の会社が見つかれば、女性でも長く働くことが可能でしょう。
レバテックキャリア
IT/Web系のエンジニア、デザイナーの方々向けに特化したエージェント型の転職サービスです。転職先企業の情報が多く、業界最大級の非公開求人数があります。
無理な転職を勧めることはないとのことですので、まずは会員登録(無料)して求人を見てみてはいかがでしょうか。
TeckStars
エンジニアのための転職サイトです。
元エンジニアで、IT業界に特化したエージェント経験が豊富のキャリアアドバイザーによるサポートが受けられます。
異業種への転職
第二新卒の時期も過ぎてしまうと、異業種への転職はためらってしまいがちです。
しかし、未経験歓迎の求人もありますので、遅すぎるということはありません。
RUN-WAY
完全女性向けの、100%未経験歓迎の求人サイトです。
「お仕事コンシェルジュ」が面接~入社後まで全面サポートしてくれます。
完全無料で相談だけの利用もOKなので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
フリーランスデビューする
私が最終的に選んだのはフリーランスになる道でした。
在宅フリーランスは、女性にとって理想的な働き方だと感じています。
レバテックフリーランス
業務委託・常駐フリーランス専門エージェントです。
まだフリーになるか決めていない方や情報収集したいだけの方も、選択肢の一つとしてチェックしてみてはいかがでしょうか。
フォスターフリーランス
フリーランスITエンジニア専門のエージェントです。
客先常駐型のみですが、高報酬・高単価の案件・求人が多いです。
5.会社を辞めた人から話を聞く
「今の会社を辞める意思は固まってきたけれど、やっぱり怖い」というときには、先に会社を辞めた人から話を聞くのが良いでしょう。
私は会社を辞めた数名に連絡を取り、辞め方や手続きなど詳しく話を聞きました。
全員、一緒に働いていた頃よりも充実した新しい生活を送っている様子で、「早く辞めたほうがいいと思います!」と応援してくれました。
まとめ:キャリアプランを描くための情報収集を!
今置かれている環境ではキャリアプランが描けなくても、視野を広げればもっと大きく具体的なキャリアプランが描けるようになってきます。
少しずつでも情報収集を始めることが、未来への第一歩です。