クライアント様から、「WordPressのプラグインのアップデートに失敗する」という連絡があり、対応することになりました。
原因が判明し、無事解決できたので、今回の原因と解決策を紹介していきます。
WordPressプラグインのアップデートが出来なかったときの環境と状況
- サーバー:ロリポップ!レンタルサーバー(ライトプラン)
- WordPress:バージョン5.0.4
- サイトの概要:個人のECサイト
管理画面からプラグインを更新しようとすると、「更新中にエラーが発生しました」とエラーメッセージが表示されてしまいました。
WordPressプラグインのアップデートに失敗した原因
サーバーのディスク使用量がオーバーしていたのが原因だった。
ロリポップサーバーの管理画面にログインしたところ、ディスク使用量が真っ先に気になりました。
クライアント様が契約している「ライトプラン」のディスク容量は50GBなのですが、トップページに赤字で50GB/50GBとの表示が出ていました。
「ディスク使用量」から、正確な使用量を確認することが出来ます。
今回のクライアント様の場合、50GBをオーバーしていることが判明しました。
サーバー使用量の上限に達してしまった原因
次に、どのファイルが容量を圧迫しているのかを調べることにしました。
調査の結果、バックアップファイルだけで50GBになっていることが判明しました。
バックアップの取得には、プラグイン「BackWPup」を使用していました。
BackWPupには、設定した保持するファイルの数を超えると、
しかし、何らかの不具合により、ファイルが削除されずにどんどん蓄積されていった結果、
WordPressプラグインのアップデートエラーの解決策
古いバックアップファイルの削除
WordPressの管理画面→BackWPup→バックアップより、バックアップファイルの一覧が確認できます。
ファイルを選択し、削除します。
BackWPupのジョブを再作成
手動でファイルは削除できても、自動で古いファイルが削除されないままでは、根本的な解決になりません。
元々のジョブを修正しても、古いファイルは削除されませんでした。
そこで、新規ジョブを作成してみました。
テストしたところ、今度は古いファイルが正常に削除されることが確認できました。
BackWPupでジョブが正常に動作していない場合、新しくジョブを作成すべし。
プラグインのアップデート実行
サーバーの容量を減らしてから、プラグインのアップデートを実行したところ、正常にアップデート完了できました。
まとめ:アップデートできない場合には、まずはサーバーの容量を確認すべし
WordPressのプラグインがアップデートできない場合には、まずはレンタルサーバーの管理画面にログインし、使用量を確認してみましょう。
容量オーバーしていた場合には、容量を減らすことで解決できるかもしれません。