個人事業の一環として、ハンドメイドの海外販売に興味を持ち、アジア最大級のデザイナーズマーケットである「Pinkoi」に出店申請をしてみました。
そしてようやく審査に通ることが出来ましたので、合格に至るまでの経緯を書いていきます。
海外ハンドメイドマーケットのPinkoiとは?
Pinkoi(ピンコイ)は台湾・香港・アメリカ・中国・タイなど、アジアを中心に月間200万人を超えるユーザーが集う、審査型のグローバルデザイナーズマーケット。
現在、5言語・12通貨でECサービスを展開中。世界77カ国で販売実績があります。
引用:Pinkoi公式サイト
日本ではminneやCreemaなどのハンドメイドマーケットが近年人気ですが、それらの海外版です。
Pinkoiのサイトから、世界各国のハンドメイド作家の作品を購入することが可能です。
各国の言語は自動翻訳されるので、外国語が分からなくても問題なく使えます。
Pinkoiの審査について
Pinkoiの審査とは?
Pinkoiは審査制のデザイナーズマーケットなので、出店には審査があります。
利用規約などを確認した後、必要事項をフォームに記入して申請します。
審査結果は原則7営業日以内に、メールで通知されます。
商品写真が最重要
ショップ開設申請ページには、下記が明記されています。
商品写真が重要な審査対象項目となります
後ほど記述しますが、私は商品写真が原因で一度不合格となりました。
逆に言えば、Pinkoiの条件を満たす写真さえ撮れれば、一発合格も可能でしょう。
申請から審査に落ちるまでの経緯
出店申請
まずは出店申請を行いました。
- あなたの商品が5件以上掲載されているサイトのURL 【必須】
最重要項目である上記には、自分で作成したWebサイトを登録しました。
WordPressで作成したECサイトで、実際にまだ販売はしておらず、とりあえず形だけ完成させました。
商品ページには30件程度登録しており、写真は一眼レフでマクロレンズを使用して撮影していました。
- Facebook, InstagramのURL
この項目には、FacebookのURLのみ載せました。
空欄で申請するのが躊躇われたので、一応ショップのページだけ作成し、投稿はまだ無い状態でした。
ですので、あまり重要視されていないのではないかと思います。
審査結果がなかなか来ない
審査結果は原則7営業日以内にメールで知らされるはずでしたが、7営業日を過ぎてもメールが届かず不安な日々が続きました。
結局、審査結果が届いたのは約半月後でした。
審査結果は不合格
ようやく届いた審査結果のメールには、
「写真の質や雰囲気も審査対象とさせていただいており、
と書かれておりました。
要するに、写真がNGだったというわけです。
普段から一眼レフを愛用していて、写真を撮るのが趣味の私としては、ショックでした。
気合いを入れて撮影ボックスまで購入したのに、NGだなんて・・・と。
しかし、
もしよろしければ掲載予定の写真を改めてご提出いただき、
と続いていて、写真再提出申請フォームのURLが載っていました。
写真さえ上手く撮れれば今度こそ合格出来るはず!とやる気が湧いてきました。
写真の再提出から審査を通るまでの経緯
商品写真撮影のコツ
不合格のメールには、非常に重要なことが書かれておりました。
- 写真の明るさ(自然光中心)
- 背景や構図を含む、全体の統一感
- 写真のサイズ(推奨サイズ :1000px 以上の正方形)
- 写真の解像度・ピンぼけ
自分の撮った写真はどうだったか、振り返ってみました。
- 写真のサイズは長方形だった
- Webサイトにアップロードした写真は1000px以下だった
これが原因だと思い、他の基準にも注意しつつ撮影し直すことにしました。
写真の再提出
メールに記載されていたフォームより、写真を再提出しました。
「商品確認ができる写真のURL、もしくはWEBサイトやなどのURL 」という項目があり、今度はWebサイトではなくGoogleフォトのURLを貼りました。
Googleフォトの共有アルバムに5商品分の写真合計20枚をアップロードしておきました。
再審査の結果は10営業日ほどでメールで通知するとのことでした。
開設審査を通過
さらに半月ほど経ち、ようやくメールが届きました。
ようこそPinkoiへ!
あなたのショップは開設審査を通過いたしました。
申請から約1ヶ月、念願の合格です!
諦めずに写真を撮り直した甲斐がありました。
おすすめの撮影アイテム
私がPinkoiの審査を通った商品写真を撮るのに、実際に使用したアイテムを紹介します。
- 一眼レフカメラ
私が普段から愛用している一眼レフカメラ、Canon EOS 9000Dです。
エントリーモデルながらも十分な性能です。カメラ初心者の女子には同じくCanonのEOS KissX9がおすすめです。
私の一眼レフデビューは当時最新だったKissX7で、そこからカメラにハマりました。 - マクロレンズ
小物や花を撮るのに最適なのがマクロレンズです。
近くまで寄ってもピントの合った写真を撮影することが出来ます。
カメラマンに依頼せずに本格的な商品写真を撮りたいのであれば、一本持っておくと良いでしょう。 - 撮影ボックス
商品写真に素人感が出てしまっていたため、購入しました。
ライトがとても明るく、背景の色も変えられ、本格的な商品写真が撮れるようになり感動しました。
スマホでも見違えるような商品写真が撮れるようになるので、カメラを買う予算の無い人は、これがあるだけでも写真のクオリティがだいぶ上がると思います。スマホ・撮影ボックスライトOFF
スマホ・撮影ボックスライトON
折りたたみ式で使わないときは閉まっておけるのも便利です。
まとめ:写真は本気で撮るべし
Pinkoiの審査に通過するためには、何よりも商品写真のクオリティの高さが重要です。
私も納得がいく写真が撮れるまで何度も撮り直し、ようやく審査に通過することが出来ました。
審査に落ちてしまった方も、これから申請しようとしている方も、写真だけは疎かにしないようにお気をつけください。
そうすれば、きっと審査に通ることが出来ると思います。