子育て中のフリーランスのITエンジニアの私は、先日仕事の依頼を受けました。
引き受けたい気持ちはやまやまでしたが、状況的に厳しくてお断りすることにしました。
依頼を受けてからからお断りしてどうなったかまで、詳しく書いていきます。
フリーのITエンジニアが仕事を依頼された当時の状況
子どもは1歳になり、保育園に預けず平日は家で2人きりです。
とにかくママにべったりで、1人では遊んでくれません。
集中して作業できる時間は子どもを寝かしつけた後のみで、別件の仕事もそろそろ始まりそうな状況でした。
そんな中、私がフリーランスになるきっかけを作ってくれた、普段からお世話になっている会社から仕事の打診がありました。
先方も、私が子育て中だということは理解してくれています。
仕事の内容としては、
- 新規案件ではなく既存サイトの修正
- 緊急性のある作業ではない
- 難度の高い作業は含まれていない
とのことでしたので、前向きに検討することにしました。
フリーのITエンジニアが仕事を依頼されて悩んだ理由
案件の詳細を聞いていくうちに、以下のことが判明しました。
- 私が未経験のCMSを使っているシステム
- 約1週間で修正してもらいたい部分がある
修正そのものは、一日あれば出来そうな感覚でした。
ただ、未経験のCMSが一番のネックでした。
私が苦手とする環境構築に想定以上の時間がかかってしまうかもしれませんし、そのCMSについても、最低限の勉強は必要です。
現在私が一日のうち作業に使える時間は、4時間程度が限度です。
子どもが生まれる前は、足りないスキルを補うために、時間を割いてカバーしてきました。
しかし、子どもがいると、限られた時間内でやらざるを得ません。
環境構築、勉強、修正、、、途中でエラーなどで行き詰まることもあるかもしれません。
別の仕事も始まろうとしている最中、約1週間で修正を完了させるということは、あまりにも無謀でした。
お断りせざるを得ないという結論に達しましたが、断ってしまってよいのかすごく悩みました。
次に悩んだ理由をあげていきます。
- 会社員時代、振られた仕事は何でも積極的に引き受けるように指導されてきた
- 今回断ったことで、今後仕事の依頼が無くなってしまうかもしれない
- 断ることそのものが苦手
もう社畜ではなくてフリーランスなのだから、自分の本当にやりたい仕事を引き受ければいい。
心の中ではそう思っていても、何でも断らずに引き受けるべきという呪縛が、しつこく残っていました。
また、今後もお付き合いを続けていきたいと思っている会社ですので、断ってしまうことで関係が切れてしまうことも恐れていました。
フリーのITエンジニアが仕事の依頼を断った結果
一晩真剣に悩んだ結果、やはりお断りすることにしました。
- 現在の状況では、どうしたって厳しい
- 今は苦労してまで稼ぎたいわけではない
- 気が乗らないまま引き受けても、お互いに良い結果にはならないはず
- 私が引き受けることで、より適任者の仕事の機会を奪ってしまうことになる
未経験のCMSにも少し興味があったので、時間さえあればお引き受けしたいところではありました。
緊張しながら、今回は引き受けることが難しい旨を連絡しました。
その結果、ちゃんと理解していただけました。
さらには、「WordPressなど、経験のあるシステムだといかがでしょうか?」と言っていただけました。
断る→失礼にあたる→もう頼まない・・・という流れも勝手に覚悟していましたが、ちょうど良い案件があれば、また依頼してもらえそうなので、安心しました。
まとめ:フリーのITエンジニアが仕事の依頼を断っても大丈夫だった
断ることが苦手な私でしたが、勇気を出して断った結果、丸く収まったのでものすごくほっとしました。
もし無理して引き受けていたら、仕事も終わらない、子どもを放置、家の中も荒れ放題になっていたと思います。
フリーランスは基本的に、自分一人で仕事を成し遂げなければなりません。
出来ない仕事はきちんと断ることも、フリーランスに必要な能力のひとつなのだろうと思いました。